イギリスのベンチャー企業がアメリカのハンヴィーを電気自動車化して販売

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 イギリスのロンドンにある自動車製造業者プリンディビルが、イギリス発のカスタマイズ電気自動車を、 高機動多用途装輪車両であるハンヴィーの車体で製作しました。

 この企業は人気のある車体を電気自動車やハイブリッド車にするための許可をGMなどから数多く取得し、都市生活者の日々の通勤用などのためにこの電動ハマーを開発しました。ハンヴィーのような車はオフロードなどで用いられるというイメージが強いですが、都市部を移動する用途としても応用できるように、車体を小型にしてあります。

 72Vのリチウムイオンバッテリーを搭載し、二段変速となっており、走行距離はフル充電状態で60マイル(約96キロメートル)ですが、予備の電池を積めばさらに長く走行できるとのことです。プリンディビルデザインのCEOであるエンジェル氏は「自動車を運転する人に、電気自動車という製品分野からより多くの選択肢を与えたいと思っている。」と述べました。通勤用だけではなく、アウトドアや遊びにも用いることで、電気自動車の可能性を広げるという意味合いもあるようです。販売開始価格は25,000ポンド(日本円で約300万円)となっています。

ハンヴィー(HMMWV, Humvee:High Mobility Multipurpose Wheeled Vehicle = 高機動多用途装輪車両)は、M998四輪駆動軽汎用車とその派生型で、1985年からM151(ケネディジープ)の更新用車両としてアメリカ軍に配備が始まった軍用車両に対する総称。特定の一車種を指すものではない。