観光客の人気者になった警察馬!バッキンガム宮殿の周りにパイロンを並べるマーリンくん


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 ロンドンの騎馬警察に従事している警察馬のマーリンくん7歳は、バッキンガム宮殿の周りの交通整理を日々の業務としています。彼は交通整理用のパイロンを口で運び、主人のカレン・ハウエルズ巡査の指示に従って必要な場所に設置したり、パイロンを積み重ねることができるため、観光客の人気者になっています。

騎馬警官(きばけいかん)とは、馬やラクダに騎乗した警察官のことである。パトロールの手段として車両が導入される以前は、各国の警察における執行隊としてしばしば設置されるものであった。今日でも騎馬警官はまま見られるものであり、特に欧米では今でも実用的な警備の手段として騎馬警官が活用されている。自動車やオートバイなど機械の力で走る車両が使われる以前の時代においては、人が得うる高機動力の代表と言えば馬であった。馬はその足の速さと積載力や牽引力を活かして、警察でもパトロールや様々な業務で活用されていた。その時代における騎馬警官とは、今日でいうパトカーや白バイに乗務する警察官のような役割を担っていたのだ。時代が下って機械の車が使われるようになると、役割を馬に取って代わるようになる。しかし自動車やオートバイにない機能があることから、今日でも馬は警察にとって欠かせない装備の一つになっている。カナダ国家警察の英語名は「Royal Canadian Mounted Police」であるが、これは直訳すると“王立カナダ騎馬警察”となる。またアメリカの州警察にも「State Trooper」と称する機関があるが、これは西部開拓時代に馬でパトロールしていたことから。直訳では“州騎兵”である。



 「彼は人間が好きで、喜んでもらえることが好きなんです。それに、何かを口にくわえるのも好きみたいですね」
「彼はとても従順で、今の仕事を楽しんでいます。彼は私の仕事の楽しみでもあります」とハウエルズ巡査。馬は正面に死角が存在するため、犬などのように器用に口で物を運ぶことは簡単ではありません。 マーリンくんはウィリアム王子とケイト・ミドルトンさんの結婚式やオリンピックパレード、ロンドンで起きた学生暴動などにも出動しました。現在は宮殿の周囲の他、サッカーの試合の警備やウェストミンスター周辺を毎日パトロールしているようです。


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( ゜Д゜) < 日本の警察もマーリンくん並にサービス精神があればいいんですがね。


翻訳:しょぼん
出典:The cone arranger: How Merlin the Met Police horse likes to entertain the crowds at Buckingham Palace by neatly moving bollards