アメリカ政府が普天間基地移設問題が進展することを安倍新政権に期待していることに対する海外の反応


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 カート・トン駐日米首席公使は18日、ワシントンで講演し、沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場の移設問題について、自民党中心の政権が発足した後の2013年が「進展させる好機だ」と述べました。

普天間基地代替施設移設問題(ふてんまきちだいたいしせついせつもんだい)は、沖縄県宜野湾市に設置されているアメリカ海兵隊普天間飛行場を廃止するとともに、同基地の機能を果たす基地・施設を設けるか否か、設けるとすれば何処にどのような条件で設けるか、移設のあり方によって周囲にどのような影響が現れるか、などについての問題である。






 民主党政権の発足前、米政府と共に沖縄県内移設計画を進めた自民党に期待感を示した格好。ただ沖縄側は県外移設を強く求めており、簡単には進みそうにありません。
 

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普天間基地移設を求める人々
 

 トン氏は、日米は停滞する普天間問題の「障害を乗り越えるべきだ」と強調。さらなる関係強化のため、普天間問題に加え、在沖縄海兵隊のグアム移転の進展、情報共有の向上に向けた日本の情報保全制度改善などを課題として挙げました。

 また米政府が推進する環太平洋連携協定(TPP)は「明らかに日本の国益となる」と訴えました。





アメリカ政府が普天間基地移設問題が進展することを安倍新政権に期待していることに対する海外の反応:



・尖閣問題を解決するのが先だな。


・日米は政治的にも経済的にも緊密な仲にある。両国が期待していることは中国による日本への示威行為、特に尖閣周辺に対する中国軍の行動を、協力して抑え込み、太平洋の平和を守ることだ。


・アメリカにとって日本は利権に過ぎない。アメリカは日本を世界征服のための、東アジアの拠点程度にしかみなしていない。日本はアメリカ帝国から脱却し、アジア、ヨーロッパを重視すべきだ。


・もはや米軍基地は時代遅れなんだよな。オキナワでこれほど反発があるというのは、現地人が米軍基地を必要としていないということだろう。グアム、ハワイ、フィリピンには米軍基地は不要だという意見もある。アメリカは中国にこだわり過ぎだな。


・中国は危険な国だからアメリカがこだわるのは当たり前だろう。


・安倍氏や自民党政府は “親米派” だから、アメリカの要求はすんなりと受け入れるだろう。近い将来、普天間は北の辺野古などに移設されるんじゃないか。オキナワの自治局はそれに対抗する手段を持っていないだろうし。


・日本の国防を考えると米軍基地は必要だよ。もし、オキナワから米軍基地を撤退させたいなら、自衛隊を今の10倍の規模に拡大する必要がある。


・在日米軍基地に反対しているのは日本の人口の1%未満だよ。


・一部の人間の発言をその土地の総意と勘違いさせるマスコミの報道にはうんざりする。


・大金を費やしてまで移転する必要はあるのだろうか。


・米軍基地が無くなれば思いやり予算など不要になるから、財政的には負担が軽くなるかもしれないが、抜け落ちた国防の穴を埋めるのにさらに多くの費用がかかるだろう。


・在日米軍は極東アジアの軍事バランスの要だろう。


・基地があることで潤う人は大変多い。今更土地を返せなんて本気で考えている沖縄県民はいったいどれほどいるのだろうか。





翻訳:しょぼん
出典:U.S. hopes for progress with Abe gov’t on Futenma base issue
 
「普天間」交渉秘録 (新潮文庫)