自民党が大学入試にTOEFLを導入しようとしていることに対する海外の反応
自民党は大学受験資格にTOEFLを導入する方針で改革を進めているようです。このことに対する海外の反応がありましたのでまとめて紹介します。
大学受験資格にＴＯＥＦＬ 自民教育再生本部、１次報告へ
自民党の教育再生実行本部（遠藤利明本部長）が国内全ての大学の入学試験を受ける基準として、英語運用能力テスト「ＴＯＥＦＬ（トーフル）」を活用する方針を固めたことが２０日、分かった。月内にまとめる第１次報告に明記し、夏の参院選の政権公約に盛り込む。対象は、全ての国公立大学と私立大学。大学の学部ごとに点数基準を定め、クリアした者に受験を認める。たとえば、東京大学文科一類（主に法学部に進学）の受験資格は「ＴＯＥＦＬ○○○点以上を獲得した者」と定め、公表する。点数基準は各大学に自由に定めさせる。ＴＯＥＦＬは英語圏の大半の大学で留学志願者の英語能力証明として使われており、留学の活発化を通じて国際社会に通用する人材を育成する狙いがある。ＴＯＥＦＬの導入は、実行本部が、安倍政権の大学入試改革の目玉に位置づける施策の一つ。英文読解を中心とした現在の高校の英語教育のスタイルを一変させる可能性もある。このため、教育現場に混乱を来さないよう５年後の平成３０年度ごろからの導入を想定している。
自民党が大学入試にTOEFLを導入しようとしていることに対する海外の反応：
・TOEFL導入はいいアイディアだと思う。
・少人数教育とか、会話重視の英語教育を今まで行っていたけど、日本の英語教育は全く進歩していない。点数を取るだけの教育でしかない。
・日本の高校教師にTOEFLに関する教育ができる能力があるのだろうか？
・その前にいじめをなくすのが先じゃないかな？大学に入る精神レベルに達していない学生が日本には多すぎるだろ。
・学生が英語を本気で勉強するようになるな。
・TOEFLほど英語力を測るのに適していないテストは無い。
・テストのための教育に意味はあるのか？ 子供たちはTOEFLでいい点数を取るためだけに英語の勉強をするようになり、結局今と変わらないのでは？
・小学校ぐらいから英語を楽しく学ぶ教育を行った方がいいと思う。
・TOEFLに関する教育が充実した都会と、そうでない地方とで教育格差が出てきそうだな。外国人講師とか必要だろうし。
・TOEFLは英語圏の国で留学生受け入れの資格に設定している大学が多いことからもわかるように、英語コミュニケーション能力を測るうえでは良いテストだよ。でも今の偏差値教育からTOEFL型に変えるのは大変だろう。
・韓国では既に大学入試や就職でTOEFLスコアの提出は強制化されているな。トップクラスの大学に入ろうと思えば８０以上のスコアを取らないといけない。ハーバードやMITは外国人留学生に１００を要求している。TOEFLの点は世界最先端の教育を受けるための機会となり得る。実際に韓国のトップ層は世界の名門大学に大勢入り込んでいる。
・まず、日本の文化や歴史について教えるべきだと思う。漢字もまともに書けない若者が増えているし、日本の文化をほとんど理解していないものも増えている。
・日本マイクロソフトの元社長も言っていたが、日本人の９割に英語は必要ではない。日本人は日本語で教育を受けるべきだ。
・日本人で英語を使う必要にかられているのは人口の１割もいないだろう。別の所に力を入れた方がいいと思うけどな。
翻訳：しょぼん
出典：LDP education proposal includes TOEFL prerequisite for univ entrance
