日本の研究チームがISSにレーザー発射装置を設け、宇宙ゴミの除去を計画していることに対する海外の反応


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 将来的に国際宇宙ステーション(ISS)にレーザー発射装置が設けられ、スペースデブリと呼ばれる、地球の周囲を飛散しているゴミを除去できるようになる日がくるかもしれません。

国際宇宙ステーション(こくさいうちゅうステーション、International Space Station、略称:ISS)は、アメリカ合衆国、ロシア、日本、カナダ及び欧州宇宙機関 (ESA) が協力して運用している宇宙ステーションである。地球及び宇宙の観測、宇宙環境を利用した様々な研究や実験を行うための巨大な有人施設である。地上から約400km上空の熱圏を秒速約7.7km(時速約27,700km)で地球の赤道に対して51.6度の角度で飛行し、地球を約90分で1周、1日で約16周する。なお、施設内の時刻は、グリニッジ標準時に合わせられている。
1999年から軌道上での組立が開始され、2011年7月に完成した。当初の運用期間は2016年までの予定であったが、アメリカにより少なくとも2024年までの延長が検討されている。運用終了までに要する費用は1540億USドルと見積もられている。


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 国際宇宙航行アカデミーが出版しているActa Astronauticaというジャーナルに、日本の理化学研究所が出した論文によると、ISSの日本の実験棟(きぼう)に搭載される超広視野望遠鏡を用いて、100km先にある1cm~10cm程度の大きさのデブリを除去できるようになるかもしれないとのこと。このサイズのデブリは膨大な数(約100万個)があるうえに、地上からは観測が難しいということで、最も危険なデブリとされているようです。

 具体的には
超広視野望遠鏡を通して宇宙空間を漂っているデブリに高出力、高周波数のレーザーを発射し、地球に向かって落ちていくような力を与えるということです。デブリは地球に落ちていく途中、燃え尽きて無くなってしまうため、レーザーで焼き尽くすまでは必要ないわけです。



 研究グループは実証実験として20㎝ほどのミニ超広視野望遠鏡を用い、出力を抑えて実験を行う計画とのこと。それが上手くいけば、3mの望遠鏡に高出力のレーザーを組み合わせ、100km先のデブリも除去できる能力のある装置を導入するとしています。最終的には最もスペースデブリが多いとされている北極上空の高度800kmに単独で打ち上げて、デブリの除去を行うとのことですが、5年程度でこの範囲のデブリをほとんど除去できるとしています。


海外の反応:

・80年代初めの「宇宙戦争計画」と同じような話なのでは?

・2013年のNASAの発表によると、スペースデブリは50万個が1㎝以上、10㎝未満の大きさらしい。残りの約2万個が10㎝以上の大きさだから、この技術が運用されれば、だいぶスペースデブリを減らせるな。

・ICBMを撃ち落とせるぐらいのを開発しろよ。


The REAL Death Star! International Space Station could be fitted with lasers to shoot down space junk in orbit

Read more: http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-3046864/The-REAL-Death-Star-International-Space-Station-fitted-lasers-shoot-space-junk-orbit.html#ixzz3Xqt0UVwb