試験に疲れ、ストレスの溜まった学生を癒すために子犬と触れ合うプロジェクトが始動！ベースは日本の研究論文。海外の反応「確かに子犬を撫でていると心が落ち着いてくるわ」

　試験への不安などによるストレスを感じるブリストール大学の学生らを対象に、子犬と触れ合う機会を持つことでストレスを軽減する取り組みが１８日に行われました。

アニマルセラピーは、動物を使ったセラピー手法のこと。日本での造語である。
医療従事者が治療の補助として用いる動物介在療法（Animal Assisted Therapy, AAT）と、動物とのふれあいを通じた生活の質の向上を目的とする動物介在活動（Animal Assisted Activity, AAA）に分類される。
アニマルセラピーの利点として、生理的利点・心理的利点・社会的利点の3点が挙げられる。

　これは大学とUK Guide Dogsチャリティが共同で実施したもので、大学構内に子犬と触れ合える場所を設置し、学生に開放したのです。

　今回、募集した学生数は５００人まででしたが、２，０００人以上の学生から応募があったとのこと。そのため、応募した全員が参加することはできませんでした。

学生たちに弄られる子犬

　学生たちはラブラドールとゴールデン・レトリーバーのミックス犬など、生後６か月から１歳半までの子犬たちと触れ合い、日ごろのストレスを発散しました。

　このプロジェクトは日本で発表された論文を参考に実施されたものだそうで、かわいくて小さい動物と触れ合うことで、学生たちに良い影響をもたらすことを目的としたものです。

　報告によると、子犬と触れ合った後は次の試験に対する集中力と効率を向上させる助けになったとあるそうです。

　ソフィー・ラーサムさんはこのプロジェクトに参加することができた幸運な学生の一人です。
「今週末は今朝の試験に向けて、ひたすら頭に試験内容を詰め込んでいましたが、仮に試験の出来が悪かったとしても、試験が終われば子犬たちと触れ合えると考えれば気持ちが楽でした。何か楽しみがあると、精神的に楽になるのです」

　と彼女は話しました。