【海外の反応】トヨタ常務役員が麻薬密輸で逮捕されて世界が衝撃！！！「これは確信犯ですわ」

　トヨタの常務役員であるジュリー・ハンプ容疑者が麻薬密輸で逮捕された件で、同社社長の豊田章男さんが謝罪会見を開きました。日本を代表する一流企業の役員が麻薬を輸入していたという衝撃の事件に対し、海外の反応をまとめました。

トヨタ社長謝罪も「信じている」女性役員麻薬密輸逮捕で会見

http://www.hochi.co.jp/topics/20150619-OHT1T50279.html

麻薬オキシコドンの錠剤を密輸したとして、麻薬取締法違反容疑でトヨタ自動車女性常務役員のジュリー・ハンプ容疑者（５５）が１８日に逮捕された事件を受け、同社の豊田章男社長（５９）は１９日、東京本社で緊急会見し、「世間をお騒がせし、誠に申し訳なく思っている」と謝罪した。しかし「（容疑者に）法を犯す意図がなかったことを信じている」と繰り返し強調。一方、警視庁は、容疑者が輸入を禁じられた麻薬だと認識していた可能性もあるとみている。

　ロイター、ウォールストリートジャーナルなど海外メディアも詰めかけた会見場で、豊田社長は冒頭に約５秒間、頭をさげ謝罪した。その上で、「ハンプ氏は、かけがえのない仲間。仲間を信じて捜査に全面的に協力する。法を犯す意図がなかったことが明らかになると信じている」と容疑者を擁護。３０分間の会見中、「信じている」と５回以上、繰り返していた。ただ、信じられるとした根拠は「想像で話せない」などと明言は避けた。

　一方、警視庁組織犯罪対策５課は、ハンプ容疑者が、輸入を禁じられた薬物であることを認識していた可能性もあるとみている。捜査関係者によると、米国から容疑者の滞在する都内ホテルに国際宅配便で送られた小包は、中身が「ネックレス」と記載されていた。

　小包の箱にあったのは、問題の麻薬オキシコドンの錠剤のほか、子供のおもちゃのようなネックレスやペンダント。錠剤は３９錠が箱の底に敷き詰められ、１３錠はペンダントケースに、一目では分からないように隠してあったという。５錠が入った紙袋もあり、小分けされていた。これらは、麻薬を密輸するための偽装だった疑いがある。

　オキシコドンは依存性から、米国などで乱用が社会問題化している医療用麻薬で、海外から持ち込むには、医師の診断書などを添えて事前に厚労相の許可を得る必要があり、郵送などでの輸入は認められていない。警視庁は、容疑者の尿を鑑定するなどして、使用についても調べる。容疑者は「麻薬を輸入したとは思っていない。弁護士が来ないと詳細は話さない」と供述している。

　今年のトヨタの人事の目玉だったハンプ容疑者の役員登用。４月に初の女性役員に抜てきされ、広報担当のトップとなったばかりだった。豊田社長は会見で、「（抜てき理由は）人柄。日本に溶け込もうという努力をしていた」と、容疑者への信頼を失っていないことを強調。ただ、「外国人役員が日本に常駐する初のケース。サポートする準備が不足していたのかと反省している」とも述べた。

　逮捕翌日の緊急会見。社長は、以前の米大規模リコール問題で対応が後手に回ったとして批判されたことを教訓に、今回は迅速に動いたとの見方が強い。
 

　◆オキシコドン　モルヒネと同様に、鎮痛作用のある医療用麻薬。痛み緩和などに使われるが、依存症となる恐れがあり、米国などでは乱用による中毒が社会問題化している。麻薬に関する国際条約の対象となっている。粉末状にして吸引したり、水に溶かして注射するとヘロイン服用時と同じような陶酔感を得られるという。米メディアは、２００９年に死去した歌手のマイケル・ジャクソンさんが服用していたとも報じている。