最新技術で蚊の生産?蚊には蚊を。デング熱撲滅に有効か?

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毎年、世界中で死亡者が2万人以上にものぼるデング熱。
ウィルスに感染した患者の血を吸った蚊が、他人の血を吸うことでウィルスが感染拡大していく急性の熱性感染症。
今のところ、ワクチンや有効な治療法や特効薬がないため、感染予防としてできるのは”蚊にさされないようにすること”くらいしかありません。

そんな中、最新技術で”1週間で100万匹の蚊を生産する工場”が注目されています。
なぜ忌み嫌われる蚊を生産するのか?
蚊が何の役に立つのでしょう?










中国の広東省はでは2014年にデング熱の感染者が過去最悪の4万人を越えて以来、広東省内にある研究所では、感染蚊の繁殖を防ぐために、生殖機能をもたない蚊を作り出し、それらを放つことで蚊を撲滅させようという試みに着手してきました。

もともと雄の蚊は吸血しないのでウィルスを媒体することがなく、さらに生殖機能をもたない雄の蚊が雌と交尾しても卵を産卵することができないので、全体的に蚊の数が減っていくという理論。
一度目の実証試験では、蚊の数を90パーセントも減らすことに成功したようです。
この研究が成功すれば、マラリアなど蚊を媒体をして感染する他の感染病の撲滅にも役立つのではと期待されています。
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Is this the weirdest factory in the world? Cutting-edge lab produces one million sterilised mosquitoes per WEEK…in attempt to combat killer disease spread by the insect


http://www.dailymail.co.uk/news/peoplesdaily/article-3181420/Huge-buzz-China-s-latest-method-tackling-disease-world-s-largest-mosquito-factory-makes-MILLION-insects-week.html