間もなく日本に上陸する「映像配信の巨人」Netflixは規模だけじゃなく懐も深い

月額8.99ドル(約1100円)からの定額制で見放題、世界50か国で5740万人加入という圧倒的な規模を誇る映像配信サービス事業をおこなうNetflix(アメリカ・カリフォルニア本社)が日本に上陸、2015年の9月2日からサービス開始されることが発表になりました。(日本での料金は未発表)
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郵送によるレンタルDVDサービスとしてスタートし、その後ネット映像配信をスタートしたNetflix。
日本ではHuluや、ドコモのdビデオが同様のサービスを行っていますが、これらはNetflixを手本に作られたサービスで、その市場に本家本元である映像配信の巨人Netflixが参入することになるのです。

事業の規模の大きさだけでなく、従業員に対する福利厚生も手厚いNetflixは、約2000人の全従業員を対象に、子供が生まれた最初の一年間は、”給料の減額なしで”出産・育児休暇を取得できる制度が決定・発表されました。
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一年間の間は、休暇取得の期間制限なし、好きなだけ取得できます。
また、一年間の間であれば、必要に応じてフルタイム、パートタイム好きな形態で職場復帰し、後に再び育児休暇にもどれるなど、かなりフレキシブルに育児休暇を取得できるそうです。

この出産・育児休暇制度は、従業員が養子を迎える場合も対象となり、男性、女性に関わらず取得できるそうです。

働きやすさナンバーワンといわれるグーグルでも、出産・育児に関わる休暇は、産前産後が18週、育児休暇が12週まで。
Netflixの人事チーフマネージャーであるTawni Cranz氏は「家庭の心配事がなければ、仕事でいい成果が出せるのはすでに経験済みです」とおっしゃってます。

働く妊婦に嫌がらせする、退職に追い込むなどのマタニティ・ハラスメント(マタハラ)が横行しているような企業や職場は、ぜひこのNetflixをお手本に見習ってほしいですね。
 
Netflix to allow employees to take unlimited maternity or paternity leave during the first year after their child’s birth or adoption
http://www.dailymail.co.uk/news/article-3185654/Netflix-allow-employees-unlimited-maternity-paternity-leave-year-child-s-birth-adoption.html