黒人ドライバーに配達してほしくない、他のドライバーに変えろという客

全米で展開している大型ホームセンター「Lowe’s」で、配達ドライバーとして勤務するマーカス・ブラッドリーさん。
自分が黒人であるために、客が配達を拒否、上司のマネージャーに配達しないよう命令され、他の運転手と交代させられたそうです。

２０１５年６月、アメリカ南部サウスキャロライナ州チャールストンで、人種差別による偏見で９人の黒人礼拝者が射殺された「チャールストン教会銃乱射事件」。
この事件がきっかけとなり、全米各地で、アメリカ南北戦争の際に南部軍の旗として使われた”南部連合”（Confederate Flag・南部連合政府が守ろうとした奴隷制のシンボル）の撤去や禁止を求める声が高まりました。
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”南部連合旗”を降ろしても、なくならない人種差別。
ブラッドリーさんが黒人であるために配達を拒否した老人女性は、「自分がしたことをちっとも悪いとは思わない。自分がしたいこと、ほしい物を手に入れる権利があるんだから。それ以上言うことはないわよ。」と語っています。
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ブラッドリーさんを他のドライバーと交代させた上司であるマネージャーは、すでに解雇されているとのこと。
このような出来事の後でも、ブラッドリーさんは、Lowe’sに勤務し続けるとのことです。
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奴隷制があった事実は変わらないし、残念ながらまだまだ人種差別、人種の壁はあるかもしれません。
でも、生き抜いた奴隷たちの子孫であることはスティグﾏ（不名誉）なことではなくプライド（誇り）。
マーティン・ルーサー・キング牧師の演説の中の「肌の色がによってではなく、その人の人格で評価される国」にするために私達ができることは？と改めて考えさせられます。

Outrage as black Lowe’s delivery driver is replaced by the home improvement store after a customer said she only wanted a white man dropping her orders off 
http://www.dailymail.co.uk/news/article-3192128/Lowe-s-delivery-driver-replaced-customer-said-didn-t-want-black-man-bring-goods.html?ICO=most_read_module


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