ケンタッキー大学で「タコス」を学ぶ?

知識は力です。ケンタッキー大学で、タコスを身につけられます。




きっと信じられないことでしょう。トルティーヤだってサルサだってアメリカ国外で売られてるものです。タコスというのはむしろあえて選んで食べないものの選択肢にぐらいしかなりませんでした。特にケンタッキー州とはそういうところでした。ただ、現在この州ではラテンアメリカ人人口が急成長しているのも確かです。「米国南部でのメキシコ料理を学ぶ」と題されたこのレクチャーはスティーブン・アルバレズ准教授によって行われます。ここではケンタッキー州とその近辺の南の州でのメキシコ料理の発展について学べます。
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アルバレズ准教授に電話で確認したところ、「タコスを食べてもらって、それについての宿題を提出するといったごく普通の授業を行う」とコメントしています。


この背景にはアルバレズ准教授の経験があります。


「ある食に関するシンポジウムに参加した時の衝撃は忘れられません。食べ物が社会を作っているという典型を見たのです。


クラスを通してメキシコ料理の進化や社会への影響、そして移民、不平等、労働者、異文化コミュニケーションを学べるものと思いました。そして国境を越えてやってきたこの食品が人々の物語を形成しているのです。このことを学ぶことによってケンタッキー州のメキシコとメキシコ系アメリカ人の食品おネットワークの歴史を探っていけたらと持っています」