2つの頭を持つ蛇？

神話に登場するニシキヘビ科のパイソンはいくつもの頭を持つ蛇で毒の息を吐き、病原菌を含む血液を持つことで知られていました。この水の中に生息するというモンスターは地下の世界の番人です。ローマ神話に出てくるヘラクレスはこのパイソンを退治し、結果現れた野獣のような男を彼の12番目の家来にしたと伝えていました。

お話は神話にすぎません。でもひとつ以上の頭の持つ蛇は存在するのです。
 

オーストラリアの爬虫類のブリーダーが先週日曜日、ふ化したパイソンの赤ちゃんを確認しました。そこにはなんと頭が２つあったのです。専門家はシャム蛇と呼びますが、そこには２つの頭とひとつのしっぽしか存在しません。人間のシャム双生児と同じ原理でこのような蛇が産まれるといいます。つまり２つの卵黄が適切に分割されなかった場合このような結果になるのです。

今後どちらの頭が彼らの胃とつながっており、どちらに物理的な主導権があるのかを確認していかないと合併症を起こしてしまう可能性があるので研究は続けられていきます。

神話の世界の生き物は存在することを知ってもらいたく世間に公表しました。