「否定」を表す顔の表情は文化や言語を超えている?

ある研究者が英語圏で一般的な「Not face(否定)」を表す表現について国籍や文化的背景を超えて一般的で普遍的であることを発見しました。見た目としては眉間にしわを寄せたり、顎を上げたりした無言の「否定」を表す表現は英語、中国語、スペイン語で同じ意味を持つことがわかりました。さらにこの表情的な表現はアメリカにおいては手話でも使われています。
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研究者はさらにこの「否定」を意味する表現は同様に怒り、嫌悪そして軽蔑のような否定的な感情を表す3つの基本的な表情を含むであろう、という仮説を作りました。




オハイオ州立大学が行った研究では、我々が会話や誰かとメールやチャットを通じてコミュニケーションをとっている時に不用意な反対を受けると反射的に筋肉が「否定」の表現をする顔つきになっていることが観察されています。否定的な局面で表情を作る顔へと反応しています。


オハイオ州立大学で認知と電気およびコンピュータ工学の科学者のアレックス・マルティネス教授は「私たちが言語での道徳的判断を通信するために顔の表情を使用することがあるという証拠を発見した」と言います。